校正の基本をご紹介
雑誌や書籍などの紙媒体であれば校正作業を専門に行う人がいます。しかし自社発信のブログやSNSにまで校正者をつけていられない・・・というのが正直なところではないでしょうか?そこで、今回は最低限チェックしたい校正のポイントをご紹介します。
誤字脱字がないかチェック
誤字脱字がないかチェック 校正の基本はこれです。文字が間違ってないか(誤字)、文字が脱落していないか(脱字)を見ます。
漢字の誤変換がないかチェック
「資料」と「史料」など、日本語には同音異義語があります。「この場合どっちの漢字を使うんだっけ?」と迷うことも多いですよね。今はインターネット辞書なども充実していますので「わからないときは調べる」という癖をつけておくようにしましょう。
また、スマホで漢字を変換するとびっくりするほどおかしな変換が出て来ることはありませんか?スマホで記事を更新する人は変換間違いに気をつけておくといいと思います。
使われている用語が統一されているかチェック
たとえば
「良い会社」「よい会社」
「Windows」「WINDOWS」
などが同じ原稿の中で使われていることがあります。これは統一されていない状態。紙媒体ではどのように統一するか厳密に定められているものですが、WEBコンテンツは原稿のテイストがさまざまですのでそこまでの規則は必要ないと思います。同じ原稿内であれば同じ規則で統一して記述しておくとよいでしょう。
句読点の付け方をチェック
「。」や「、」などの句読点。これも統一しておきましょう。 たとえば発言のかっこ後の句読点は
「○○○○。」
なのか、それとも
「○○○○」。
なのか。
また「、」が多すぎて読みにくくないか。逆に少なすぎないかのチェックも必要です。
チェックの方法
必ずプリントアウトで!
WEBコンテンツはほぼパソコンやスマホ上で文字を書くことになります。校正もそのままパソコン画面で行いたくなりますが、ここはひと手間かけて紙に印刷してみてください。
なぜならパソコン画面で見るのと紙で見るのとでは印象が大きく違うからです。また、画面では全体を大きく俯瞰することができません。スクロールしながらの校正作業はミスを誘う可能性もあります。
声に出して読むのもいい
目視だけよりも音読をしながらチェックするのがいいと言われています。目視だけだとどうしても読むスピードが速くなりがちです。その結果、ちょっとした間違いに気づかないことも。声に出して読みながらチェックすると目でも耳でもチェックすることになるので、不自然な部分では自然と立ち止まります。また耳で聞くことで文章のリズムも感じることができ、おかしなところがあれば気付きやすくなるのです。
まとめ
紙媒体と比べてチェックが甘くなりがちなWEBコンテンツだからこそ、いっそう気をつけたいですね。文章を書くことはWEBコンテンツ制作に限らず、ビジネスメールや社内文書など日常のあちこちで必要です。知っておくと便利ですのでぜひお役立てください。